ヨガを始めようと思ったときにまず気になること・・・服装は、体をしめつけない動きやすい服装であればなんでも大丈夫です。部屋は手脚が伸ばせるスペースを確保し、明るすぎない自然光ややわらかい光が理想的です。ヨガマットがなくても、畳やカーペットの上でヨガはできます。一人でも、自宅でも、ヨガは気軽に始めることができます。けれど、続けることが大切です。そこが一番むずかしいのかもしれませんが、まずは3ヶ月程度を目標に、自分のライフスタイルに合わせてヨガをするペースを見つけてください。
ヨガを始める準備をしましょう
ヨガは動きやすい服装で
ヨガをするときや体験クラスを受けるときなどに、「動きやすい服装」と書かれていることがよくあります。「動きやすいってどんな服装…」と思うこともあるかと思います。じつは、Tシャツや短パン、ジャージ、なんでも大丈夫なのです。ただし、体をしめつけない、動きやすい服装で。ヨガをするときには、脚を大きく広げたり、腕を上げたり下げたりするため、伸縮性のあるものがオススメです。
いまは、いろいろなスポーツメーカーやファーストファッションブランドでもヨガウエア(ブラトップやレギンスなど)を取り扱っているので、手軽に買えるものから試してみるのもいいと思います。わたしは、カナダのヨガウエアブランドやオーストラリアのブランドの柄パンツを愛用しています。デザインも可愛く、季節やトップスやボトムスに合わせてコーディネートするのも楽しいです。
そして、ヨガをするときは「裸足」ということもお忘れなく。靴下は基本的に脱いでおこないます。靴下を履いていると、マットにひっかかったり、滑ったりして、怪我につながるからです。けれど、リラックス系や真冬など寒いときには、体が温まるまでは履いたりもします。
ヨガに必要な道具って?
ヨガをするときにヨガマットは必須!と思いますが、始めたばかりだと続けるかもわからないし、ヨガマットはほんとに必要?と考えるところですよね。もし、ヨガマットを新しく買うのであれば、厚さは薄すぎず適度な厚みがあるものがオススメです。また、ヨガマットを持っていなくても、大きめのバスタオルや畳みやカーペットの上だとヨガマットを敷かなくても大丈夫です。さらに、ヨガブロックがあれば、手が床に届かないときに距離を埋めたり、体の下に置いて高さを調整したりすることができ、安定してポーズをおこなうことができます。その他にも、ストラップ(ベルト)、クッション、ブランケット、ボルスターなど必要に応じて用意するといいです。
ヨガにはストレッチが大切!
ヨガをするときに大切なのは、ストレッチ(伸び)。スポーツをする前の準備運動や運動後のクールダウンとしてのストレッチとは、少しちがう意味合いで。ヨガでも体の伸び(ストレッチ)を感じることはとても大切です。では、運動前後のストレッチどこが違うかと言うと…あえて言えば、特に呼吸と合わせて「意識して」動かしているという点です。ヨガをするときは、スポーツをするときのように特に準備運動はありません。スタジオなど、そのヨガレッスン全体を通してポーズを深めていけるように組み立てられているので、ヨガのレッスンの時間のすべてがストレッチと言ってもいいかもしれませんね。
一人で始めるヨガもある
ヨガはスタジオでインストラクターから直接教わらないと、効果がないのではないか?と思っている方もいると思います。いまは、YouTubeなどポーズのポイントを解説してくれるものも多くあるので、スタジオでするときのように、周りの人を気にせずに、自分のペースで無理なくラクに始められるのが良いところです。そして、少し慣れてきた頃にスタジオデビューするのもいいいかもしれません。
ヨガは自宅で始められる!
自宅でヨガをする場合は、手脚を伸ばせるスペースをまずは確保しましょう。家具などがあたらないように、またできれば物も少なく、清潔に保たれている状態がベストです。そして、家具や物が置いていない壁があると、壁を補助的に使いながらポーズもできるため、手脚が伸ばせて、物が置いていない壁が近くにあるといいですね。また、ペットが邪魔しないようにしておくことも大切です。ペットと一緒にするのも楽しいですが、頑張っているところに、やってくると体勢を崩して怪我に繋がることがあります。
あなたの演出でヨガはもっと楽しくなる!
ヨガをするときは、照明は明るすぎない、自然光、暗ければ間接照明やキャンドルなどやわらかい光が理想的です。わたしは、朝少し明るくなってきた室内に間接照明のライトを使って明るさを調整しています。夜は、キャンドルなどでリラックス効果を意識します。アロマライトやアロマキャンドルで、光と香りでリラックス空間を演出しても。音楽は、ヒーリングミュージックやチルアウト系、レゲエなど好きな音楽と呼吸、ポーズを合わせて動く、その気持ちよさを感じることができます。テレビや携帯電話などは集中の邪魔になるので、オフやサイレントモードにしておきましょう。
ヨガに関する疑問・不安にお答えします
妊娠中または産後間もない人はヨガはお休みしましょう
体がだるい、疲れているときはヨガをおこなうことでスッキリすることもありますが、発熱や風邪をひいたときなど、体調がすぐれないときは、ヨガはお休みしましょう。妊娠中または産後間もない人、心臓疾患・高血圧・ヘルニアなど基礎疾患のある人、
怪我の治療中の人などは、医師と相談をしてヨガをおこなうようにしてください。妊娠中でもこれまでのヨガ歴や妊娠の時期によっては、ヨガを続けることも可能なので、医師に相談してみてください。
また、大切なのは、ポーズ中に痛みやめまい、吐き気などの不調が起きた場合は、すぐに止めて安静にしましょう。
ヨガは空腹時がベスト!
ヨガは、からだをねじり(ツイスト)内蔵に働きかけるポーズも多くあり、食後2時間程度の満腹時は避けましょう。お腹がいっぱいだと、体が重く感じて、気持ちよくポーズをおこなうことができません。できるだけ、空腹時におこなうのがオススメです。そのため、朝起きてすぐがヨガに最適な時間帯といえます。朝ごはんはヨガの後に!
体が硬いけど、太っているけど、ヨガできる?
「体が硬いとヨガができない」「ヨガに向いていない」と思っていませんか?体が硬い人は、ヨガに向いています。それは、自分の体の変化を感じることができるからです。わたしもヨガをはじめたばかりの時に比べると、見違えるほどに体がやわらかくなりました。「体がやわらかくなってからヨガをはじめよう」と思っていたら、永遠に始めるチャンスは来ないかもしれません。
また、ヨガをすると心身の調和がとれるようになるため、太り過ぎの人は余分なお肉がなくなり、逆にやせすぎの人は、適正な体重に近くなると言われています。もちろん、気になる部分をシェイプアップすることも可能です。ヨガを続けるうちに、自然と自分にあった理想的な体のラインが手に入ります。そして、ぜひ男性にも、もっと気軽にヨガをしてもらいたいと思います。日本ではヨガスタジオにいくと99%くらい女性ですが、海外では男性がヨガをするのも一般的で半数くらいは男性です。
ヨガは何時間くらいやればいい?
ヨガのレッスンは、60分程度のものが多いですが、初心者の人は10〜15分程度からはじめてみましょう。週に1回集中的に60分して、気づいたときに10分程度でも大丈夫です。大切なのは「定期的に続けること」です。ヨガは、短期間では効果を感じづらいため、週に1回でも集中して行って、3ヶ月できれば1年程度続けたほうが効果を実感できます。わたしは、週に1〜2回90分程度をスタジオで集中的に、20分程度を自宅でするのがわたしのペースです。自分のライフスタイルに合わせて、楽しく続けられるペースを見つけてください。
ヨガを体験してみたいというかたには
何度か繰り返していますが、ヨガにもいろいろな種類があって、人によっては合う、合わないというのもあるかもしれません。そんな方には、簡単に試せるオンラインヨガを経験してみてはいかがでしょうか。オンラインヨガはたくさんありますが、なかでも業界No.1と言われているSOELU.自宅でできるフィットネスサービス SOELU(ソエル) がお薦めです。
TOMO ヨガ歴16年(2022年現在)。全米ヨガアライアンス200時間修了。 アシュタンガやパワー系のヨガから、リラックス、陰ヨガ、哲学など幅ひろいジャンルのヨガをしています。現在はスタジオ・オンラインにてインストラクターとして活動中。
忙しくてストレスフルな日常、身体と心の声を聞き自分自身を大切にする。ヨガは自分と向き合い自分に戻る、慈しみの時間だと考えています。 参照:厚生労働省 健康寿命の基礎知識
厚生労働省 平均寿命と健康寿命
厚生労働省 海外の情報 瞑想
厚生労働省 海外の情報 ヨガ 文部科学省 スポーツ庁 第3期スポーツ基本計画 NPO法人 日本ヨガ連盟 サントーシマ香 DVD付 カラダが変わる たのしい おうちヨガ・プログラム
※できるかぎり最新の情報を基に更新を重ねているため、掲載初期のものから情報が更新されていることがあります、あらかじめご了承ください。
Comments