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夏の疲れに必要な栄養素

夏バテをおいしく乗り切る3つの“B”


もうすぐ本格的な夏がやってきますね。海水浴にスポーツ観戦にバーベキュー!花火に夏祭りも!コロナのおかげでガマンしていたいろんなことが、今年の夏はやっと楽しめそう!テンションがぐんぐんアガっていく活動的な季節ですが、一方で「夏バテ」がつらい季節でもあります。


夏バテってなに

正式に「夏バテ」という病名があるわけではなく、暑さでなんだか体がだるくなったり、食欲不振に陥ったり、精神面でもイライラしたり、無気力になったり…カラダ、ココロ、両面の不調をまとめて夏バテと呼んでいます。語源は諸説ありますが「疲れ果てる」から「ばてる」となり「夏」とくっついた説が有力です。 wikipedia

夏をめいっぱいエンジョイしたのはいいけれど、結局バテバテのまま終わってしまった…過去にそんな“残念な夏”を過ごされた方も多くいらっしゃるでしょう。最近ずっとマスクを着けっぱなしなのも、さらに夏バテを生む要因になっているんでは!?という声もちらほら。



日本は夏バテしやすい国


年齢が若いころはまだしも、40才を超えたあたりから年々身に染みていくのが夏バテのつらさ。特に高齢者は、いちど体調を崩すと回復に時間がかかります。基礎体力や免疫力が低下していて、自己治癒力も弱くなっています。夏バテがきっかけで持病が悪化したり、体調不良の重症化につながりかねないので要注意!です。



夏バテと湿度の関係


日本は湿度が高いこともあって、世界的にもとくに暑く感じられる国だとか。事実、日本在住の外国人の7割以上が「日本のほうが自分の国より暑い」と。また約8割が実際に「夏バテ」を感じたことがある、と答えています。


私も数年前の夏、大阪・淀屋橋の交差点で、アフリカからの旅行者とおぼしき男性(民族衣装を着てはった)が、「あっっつううぅぅ!!!」としかめっ面で立っているのを目撃しました。暑さには十分慣れているはずのアフリカの方をも苦しめるとは!日本の暑さはもう立派に世界トップレベルではないか!とおののきました。


ここでまったく余談で恐縮ですが、ポンキッキでおなじみのムックは、寒い島で生まれた

ため暑さに弱いのですが。暑くなると頭のプロペラを回して体を冷やすことができるので、

夏バテは回避できているという噂です。どうでもいいですね。



夏バテの原因


さて夏バテの原因のひとつが、エアコンにあると言われています。夏にはもう絶対お世話にならざるをえないエアコン様ですが。ガンガン冷房の効いた室内と、カンカン太陽が照り

付ける屋外とを出入りしていると、温度差があまりにありすぎて体温調整がうまくいかなくなるんだとか(自律神経が疲れてしまうのだそう)。また夏は汗をかきやすいので、体内の

水分やミネラルが不足すること。暑さで寝苦しくて熟睡できず、寝不足になること。

さらに食欲が減退すること。どれも夏バテの原因になるそうです。


夏バテの対策

●温度差や体の冷やし過ぎに注意する

●水分をちょくちょく補給する

●睡眠をしっかりとる(20分程度のお昼寝もいいようです)

●1日3食いつも以上に栄養バランスを心がける

軽い運動を習慣にして体力をつけておく…などさまざま。


私たちもムックのように頭にプロペラがついていれば簡単なんでしょうが、そんなわけもなく。できれば自然に、毎日の食事でおいしく乗り切ることができればうれしいですね。




夏バテ予防の栄養


「あぁ暑い!」→「つるっと喉ごしのいい麺類にしとくか!」→「おかずは…もうなしで

いいか!」→ビタミン・たんぱく質が不足しがちに…この流れはなるべく避けたいところです。これが典型的な夏バテスパイラルです。ここはなんとか食材に気を配りたいところ。



夏バテの救世主


夏バテに強い食材の条件は「ビタミンB1」を多く含んでいることです。主に炭水化物を

エネルギーに代える働きをしてくれるビタミンB1。これが足りなくなると、乳酸などの

疲労物質が体内にたまり疲れやすくなります。またビタミンB1は、体に留めておくことができないので、こまめに摂っていくことも大切です。一日の必要量は、男性で0.8~1.1mg、女性で0.7~0.9mgと言われていますが、さてこれをどう摂っていけばいいものか?



ビタミンB1を多く含む食材


それではここでビタミンB1を多く含む、おすすめ食材の発表です!じゃーん!

代表選手はなんといっても“豚肉”です。特に豚ヒレ肉はたっぷり含んでいて、100g中に1.32mgとあらゆる食品の中でも断トツ。牛肉の10倍(!)もの量を含んでいるそうです。でかした、豚!まいったか、牛!

たとえば100gのヒレ肉を揚げたトンカツを食べれば、それだけでほぼ一日の必要量をクリアできることになりますね。また、ニラやネギはビタミンB1の吸収を促進するアリシンという成分を含むので、一緒に食べるとさらにてきめんでしょう。暑くて暑くて食が進まない日など“冷しゃぶ”で豚もネギもモリモリいただく!も一つの正解です。



夏バテ防止に効果的な食べ物


他には“大豆”もおすすめの食材です。100gあたり0.71gものビタミンB1を含む大豆。水煮を使った“豆カレー”など簡単で夏にぴったり。ヒーヒー汗をかきながら(でも、水分も

しっかり摂りながら)マメにB1補給したいですね。さらに“玄米”も100gあたり0.41gと

多くのビタミンB1を含むので、毎日の献立に加えてみてはいかがでしょう。玄米の

豆ごはんなら、最強のビタミンB1コラボが味わえます。



ビタミンB1が多く含まれている食べ物


その他、穀類、まいたけなどもビタミンB1を多く含む食材ですが(とくに鰻の蒲焼は100gあたり0.75㎎と豚ヒレ肉に迫る多さなんですが)ここではすみません!覚えやすく、ただただ覚えやすいために、BUTA(豚肉)、BEAN(大豆)、BROWN RICE(玄米)。

“3つのBが夏バテを防いでくれる“…と頭にメモしておいてください。

できたらときどき、鰻も思い出してあげてください。



まとめ


…ここまでブログを一気に書いてきた 私もそろそろバテてきたので、この辺で豚肉いっぱい食べてビタミンB1を補給、来たるべき盛夏に備えさせていただきます。

毎年、気象庁が出している「暖候期予報」によると、今年2022年の夏は全国的に気温が平年より高くなるとか。でもしっかり対策しておけば、暑い夏、上等! それではみなさん、Bのチカラで、BEAUTIFULでBRILLIANTでBESTなサマーを!

(肉類、魚、卵などの「たんぱく質」もしっかり摂ることをお忘れなく!)



 

※できるかぎり最新の情報を基に更新を重ねているため、掲載初期のものから情報が更新されていることがあります、あらかじめご了承ください。

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