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安眠を祈願できる日本で唯一の神社

ぐっすりと眠れない、という不眠症状のかたは増え続けているようです。いまでは60歳以上の3人に1人が睡眠に悩まれているとか。病は気から、ということもありますので、安眠祈願で調べたところ、日本で唯一の”まくらの神社”が大阪府は泉佐野市にありました。


不眠に悩むひとたちを救う

 

不眠に悩む人たち


20人にひとりが睡眠薬を使用


厚生労働省の発表によると、日本人を対象にした調査によれば、5人に1人が「睡眠で休養が取れていない」、「何らかの不眠がある」と回答しているようです。 加齢とともに不眠は増加し、 60歳以上の方では約3人に1が睡眠問題で悩んでいます。 そのため通院している方の20人に1人が不眠のため睡眠薬を服用しています。不眠症というのは、特別なものではなく誰もがかかる普通の病気のようですね。


病は気から、困ったときの神頼み


睡眠のために投薬治療をしているということは、じぶんひとりでは解決できない状態、なにらかに頼らないといけない状態にあるということです。ひとりで解決できないときのひとつの選択肢として、お参りがあります。「病は気から」「困ったときの神頼み」ともいいますので、安眠のための祈願ができる日本で唯一の神社に一度参拝を検討してみてはいかがでしょうか。「私の睡眠は神さまが護ってくれている」と考えるだけでも安心すると思います。


不眠を救う日本で唯一の”まくらの神社”


大阪の関西国際空港がある泉佐野市に、“まくら”で有名な日根神社(ひねじんじゃ)があります。もともとは、子授けや安産を願って”まくら”を奉納したものだそうですが「枕=睡眠」ということから、不眠で悩んでいる方や病気の快復を願う方がお参りにこられるようになったそうです。まくらの神社というのは日本で唯一ということです。


日根神社のご神徳とご利益


日根神社の「春の祭礼」は、およそ500年前の鎌倉時代の古文書にも見ることができるようです。この祭礼は、幟に枕をつけて渡御したことから「まくら祭り」と呼ばれるようになったようです。もとは子宝を願う村の娘さんたちが、枕を奉納したのが始まりのようですが、お祭りに奉納した枕は大変ご利益があるとされ始めたことから、商売の縁起を担ぐ人や病気の平癒を願う人なども「まくら祭り」に参加するようになったそうです。最近では「まくら」の恩恵にあやかろうと安眠を祈願するかたも増えているようです。


安眠のお守り

枕の神社らしく、枕のかたちのお守りもあって、しっかりと「安眠」と書かれています。さすがに大阪府泉佐野市までは遠すぎるというかたにも朗報です、日根神社では通信祈祷というものも行っているようです。不眠でお悩みのかた、このまくらの神さまに委ねてみてはいかがでしょうか。


日根神社の所在地


最寄りはJR阪和線日野駅から徒歩20分、南海本線泉佐野駅からは南海バスで約20分。

〒598-0021 大阪府泉佐野市日根野631 日根神社公式サイト


安眠祈願 日根神社の由緒


紀元前663年、鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアヘズノミコト)と玉依姫(タマヨリヒメ)の四皇子の末子、神日本磐余彦尊(カムヤマトイハレビコノミコト)は、日本の建国を決意して長兄の五瀬命と共に日向を発し、河内から大和へ入ろうとしましたが長髄彦(ナガスネヒコ)の激しい抵抗に遭いました。


磐余彦尊は「日の御子である自分が太陽に向かって戦うのが良くないに違いない。」と悟り、日を背に受けて紀伊から大和に進もうと、難波津から舟で嘉祥寺という所にお着きになりました。そこから弓を引くと長滝村(現在の御旅所)に落ち、そこから再び弓を引くと現在の日根神社の場所に落ちました。

その広野に根城を構え、鸕鷀草葺不合尊と玉依姫を祀り、日の国を治める天照大神(アマテラスオオカミ)と、根の国を治める素戔嗚尊(スサノオノミコト)に戦勝を祈願しました。こうして長髄彦を平らげた磐余彦尊は、樫原に宮を定めて初代天皇(神武天皇)となられました。このとき御先祖を祀り戦勝を祈願された地は、太陽の出る根の意から日根と云い、日の神と根の神をお祀りした野原から日根の野、日根野と呼ばれるようになりました。


仲哀天皇2年(192年)、白翁が大鳥に姿を変え日根野の空を数日にわたり飛び続け「我は鸕鷀草葺不合尊である。ここに祠を建てなさい。」と仰いました。次いで女神が現れ「我は玉依姫命である。ここに共に祀りなさい。」と仰いました。そこで村人が力を合わせて祠を作り、この2神をお祀りしたのが始まりであるとされています。

白鳳元年(673年)、神鳳が大鳥の郷(現在の堺市)の空に現れ「我は天照大神である。この地に五社大明神を祀りなさい」と仰いました。そこで天武天皇は白鳳2年(674年)、大井関山に社殿を造営し、大鳥大社より御分霊を勧請したのが大井関大明神(日根神社)であると云われています。

霊亀2年(716年)に制定された和泉国五大社の一つに数えられ、摂社の比売神社と共に延喜式内社に列します。 日根神社ホームページより転載

睡眠こそ生活の中心におくべき活動

 

睡眠は日常のあたりまえになっているので、どうしても軽んじて考えられがちな風潮を感じます。また睡眠そのものについても、まだ科学的に解明できていないことが多いことも、その風潮を助長しているのかもしれません。

けれども考えてみて欲しいのです。睡眠が不足している、あるいは自覚はないけれど不足していたらどうなるでしょうか。残念ながら本来持っている力を存分に発揮することができないのです、自分の力はこんなんもんじゃないはず、その背景には睡眠が大きく関わっています。


例えば「今日は奮発してステーキにしよう」と、食事では生活のなかでメリハリがあります。運動でもそうです、明日は休みだから少しハードなトレーニングで追い込んでおこうとか。睡眠についてはどうでしょうか、今日は奮発して質の高い睡眠をしよう、とかはできないのです。できるのは、休日だから寝れるだけ寝よう、という時間の量的なものだけ。 ただ残念ながら、1日で長時間眠ったとしても睡眠不足の蓄積は解消できないだけでなく、不規則な生活リズムはかえって体調を崩す原因になったりしますから注意が必要です。生活リズムは、睡眠の基ともなっている生体リズムに合わせることが求められます。そう考えると、健やかな生活を求めるのであれば、なによりも睡眠という活動を生活の中心に置くことが大切です。

睡眠は「すっきりした」という体感を大切に


3人に1人は悩んでいるという睡眠。厚生労働省の報告では、睡眠の悩みとして「睡眠途中に目が覚めて困った」「日中、眠気を感じた」「睡眠全体の質に満足できなかった」などが挙げられています。 参考:厚生労働省健康実態の調査


コロナ禍における日常生活の大きな変化によって、生活のリズムが乱れて睡眠に悩まれる方も多くいるようです。まだ睡眠については、解明されていないことが多いのも事実、ですから科学的根拠のない一般論だけに惑わされずに、自身の体感を基に「すっきりした」と感じられる睡眠を心がけてください。昼間にあくびがとまらない、集中力が続かないというのは、睡眠不足が原因だと考えられますので、自覚を持って睡眠環境の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。


自分に合った睡眠環境を整えよう


睡眠環境改善に直ぐに有効なグッズ


人生の1/3以上の時間を過ごすのがベッド(あるいは布団)。本質的な意味でのマイホームが寝室であり、ベッドなのです。この環境を機能的に改善することだけで睡眠の質は向上します。睡眠の質が向上すれば、疲労が回復できたり、免疫力が高まって病気になりにくい身体になったりと、生活全体の質が向上します。そして、なによりもグッズは今日からでも改善できる、もっとも簡単な睡眠環境改善法のひとつです。


脳を休めるためストレスのない枕

脳を休めることが大きな目的でもある睡眠にとって、枕はとても大切なグッズです。頭をしっかりと支えてくれながら、その高さや固さがストレスにならないもの、そして頭部の熱を放射できる通気性の高いものを選んでください。遠征の多いプロアスリートは、マイ枕を持参して睡眠環境を守っているということからも、睡眠における枕の大切さは理解いただけると思います。

そこでお薦めしたいのは「スタンフォード式最高の睡眠」著者であるスタンフォード大学医学部精神科教授/スタンフォード大学睡眠生体リズム研究所所長の西野精治医学博士がプロデュースしている枕です。 西野精治医学博士がプロデュースしているBRAIN SLEEPの枕はこちら

眠り始めの90分深く眠ることを目的にした枕 眠り始めの90分を深く眠ることができれば、その後の睡眠全体の質も向上するという考えの基に、入眠時の深部体温(体の内側の温度)を下げる事に着目し開発された枕です。脳の温度も深部体温と同じ動きを示しますので、就寝中に脳を冷やす(頭部の熱がこもらない)事で良質な睡眠を手に入れる事ができるようになると開発された、世界最高峰の科学的根拠に基づいた枕です。


睡眠は優先して質を高めるという意識へ


限られた時間のなかで、やるべきことややりたいことが沢山あると、ついつい睡眠時間を削ってしまいがちです。けれども、やるべきことを高い生産性で行うには、しっかりと睡眠をしなければ実現はできません。


仕事や趣味などに集中力高く、しなやかな行動でパフォーマンスを発揮するためには、なによりも優先して”睡眠の環境と時間をつくること”が大切です。睡眠は、疲れたから眠るのではなく、脳と身体の仕組みに合わせて積極的に質を高めていくということが求められています。


睡眠の質は生活の質(QOL=quality of life)に直結していますので、健康寿命を延ばすためには、日々行う睡眠について正しく理解し、「すっきりした」と感じられるような睡眠をとれるように心がけてください関連情報:健康寿命の課題と対応


Have a good sleep.

西村公志 睡眠健康指導士、健康管理士。 著書「感動できる柔らかなココロがマーケットを創造する」(アスペクト)。マーケティングコンサルタントとして活動するなかで法人経営者の健康管理における危機意識を感じ、正しい情報をお伝えできるようにと健康の中でも人生の1/4以上の時間を費やす睡眠と睡眠に関わる健康管理について学び続けている。


 

※できるかぎり最新の情報を基に更新を重ねているため、掲載初期のものから情報が更新されていることがあります、あらかじめご了承ください。

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